Scalewayの性能を見てみる:クラウド/VPSと比較
時間空きましたが、Scalwayの続き。
今回は性能を見ていきましょう。
Scalewayと比較するなら、DigitalOceanとかVultrみたいな海外の格安VPSとかなと思ったのですが、時間かかりそうなのでさくっと普段使いのDTI ServersMan@VPSとIDCFクラウドで比較してみましょう。
月額 円 | CPUコア数 | Memory GB | Volume GB | |
---|---|---|---|---|
Scaleway C1 | 400 | 4 | 2 | 50 |
IDCFクラウド light.S1 | 500 | 1 | 1 | 15 |
DTI ServersMan@VPS Entry | 467 | 2 | 1 | 50 |
Scalewayは月額で2.99ユーロです。私のカードの明細を見ると、9月分が415円、10月分が400円でした。
カードの手数料とレートを考えても安いですね。
OSは3つともUbuntu 14.04にして比較しました。
では定番のUnixBenchから。スコアが大きい方が速い。
UnixBench Single | UnixBench Multi | |
---|---|---|
Scaleway C1 | 262.0 | 697.4 |
IDCFクラウド light.S1 | 348.3 | - |
DTI ServersMan@VPS Entry | 84.7 | 90.5 |
1コアあたりの性能はそうでもないですが、やはり4コア揃うと速いです。
では、もう少し見ていきましょう。処理時間なので、スコアが小さい方が速い。
qn24b N=17 sec | gcc build 7-zip sec | |
---|---|---|
Scaleway C1 | 32.895 | 72.65 |
IDCFクラウド light.S1 | 144.787 | 155.74 |
DTI ServersMan@VPS Entry | 264.367 | 344.00 |
やはり変わらず速いですね。
マルチコアが活用できるなら、Scalewayは最高のコスパになるのではないでしょうか。
ただし、ARMプロセッサなのが注意点ですかね。
IDCFクラウドの安くなった新light.S2は使えるのか
基本、自宅サーバーですが、外部のサービスも使ってます。
常用しているのは、DTI ServersMan@VPSとIDCFクラウド。
理由は安いから。
そのIDCFクラウド、一番安いスペックが月額500円で使えますが、
その一個上のスペックS2が3000円オーバーと高かったのが、
価格は半額、CPU性能は2倍になったとのことで試してみた。
まずはカタログ値。周辺のスペックとも比べます。
月額 円 | vCPU | Clock GHz | Memory GB | |
---|---|---|---|---|
IDCFクラウド light.S1 | 500 | 1 | 0.8 | 1 |
IDCFクラウド light.S2 old | 3500 | 1 | 0.8 | 2 |
IDCFクラウド light.S2 new | 1700 | 1 | 1.6 | 2 |
IDCFクラウド standard.S4 | 5600 | 1 | 2.4 | 4 |
新旧のS2で、クロックが倍になっています。
S4の方がクロックは高いです。
では、次にベンチマーク。
スコアが大きい方が速いです。
UnixBench Single | GeekBench Single | |
---|---|---|
IDCFクラウド light.S1 | 348.3 | 1158 |
IDCFクラウド light.S2 old | 352.1 | 1069 |
IDCFクラウド light.S2 new | 693.6 | 2299 |
IDCFクラウド standard.S4 | 1044.7 | 2560 |
新しいS2はクロック分高速になっていそうです。
GeekBenchの比較はこちら。
次に、別のベンチマーク、次は値が小さい方が速いです。
qn24b N=17 sec | gcc build 7-zip sec | |
---|---|---|
IDCFクラウド light.S1 | 144.787 | 155.74 |
IDCFクラウド light.S2 old | 145.461 | 149.99 |
IDCFクラウド light.S2 new | 70.784 | 71.74 |
IDCFクラウド standard.S4 | 47.817 | 47.75 |
先と同じく、クロック分速くなっています。
S1と比べると、クロックが倍ですが、価格は倍以上なので
用途にもよりますが、S1並べる方がコスパは良さそうですね。
S1からS2に無停止でスペックアップできるので、いざという時用で。
自分がアクセスしているグローバルIPを調べる
今自分が操作しているサーバーのIPアドレスを調べる。
$ ifconfig
最近だと
$ ip addr show
ですかね。
一方で、外にアクセスしているときの自分のグローバルIPアドレスが知りたい。
$ curl ifconfig.me
が有名かなと思います。
便利に使わせてもらってるのですが、
ここずっと応答が遅かったりタイムアウトしたりして不安定。
そんなとき、良さげなドメインがあったので、自分で作りました。
$ curl ipaddr.show
自分用に作ったけど、みんな使っていいよ(ぉ
ScalewayでベアメタルARMサーバーをはじめる
前回からの続き、ベアメタルARMサーバーのScalewayを利用してみます。
アカウント作成
1)Scalewayのページへ
https://www.scaleway.com/
2)サインアップはTOPページ上か「TRY IT」へ
3)メアドと利用するパスワードを記入し「SIGN UP」へ
4)利用規約に同意のチェックを入れて「NEXT STEP」へ
5)記入したメアドに確認メールが飛ぶので、メール開いて「CONFIRM MY EMAIL ADDRESS」へ
6)自分の名前と住所を入れて「VALIDATE YOUR ADDRESS」
Account typeは個人の場合individual
住所はちゃんと日本も選べたので良かった
住所が通ったら「ADD A NEW CARD」から支払い用のクレジットカード登録
終わったら「FINISH ACCOUNT CREATION」で完了です。
サーバー作成
7)こんな感じのダッシュボードなので「CREATE SERVER」へ
8)サーバーへのログインに利用するSSH公開鍵(ssh-rsaからはじまる方)を貼り付け「USE THIS SSH KEY」
自分の鍵がそのまま利用できてよかった
サーバー名とかIPとか変更できるけどそのままでも大丈夫
9)OSイメージを選択、ここではUbuntu 14.04を「SELECT」
ARMサーバーでも結構色々なディストリビューション選べるので良いね
ImageHubはテンプレート集、My imagesやSnapshotsで自分で作成も可能
OS素の状態以外も利用できて素晴らしい
10)最後に追加のディスクを付けるか、不要ならそのまま「CREATE SERVER」
11)ものの数分でサーバーが立ち上がります
HOW TO CONNECT?のところにあるとおりでSSH接続可能です
以上、サクっとベアメタルARMサーバーが使えました。
ARMサーバーをインスタントに試してみる
IaaSやVPSによって手軽にサーバーを立てられるようになりました。
しかしどこの会社も、x86/x86_64の仮想マシンやコンテナばかり。
IA以外のマシンが必要になるときって多いですよね。。。
ARMを搭載したベアメタルサーバーがお安く借りることができます。フランスのサービスですが。
もっと便利なのが、このサーバーを30分の時間制限で、無料で使うことができます。
利用は簡単、登録不要なので「GET MY SERVER」を押すだけ。
ログインIDとパスワードが画面下に出てくるので、
ブラウザ上のコンソールからそのままログインできます。
しかも、グローバルIP付きなので、SSHでもパスワードログイン可能です。
なんでもできるっぽいので、試しにOS再起動。
# sudo reboot
戻って来なくなった。。。
このマシンは捨てて、時間制限になるまで待ちましょう。
また使えるようになります。
終わりました、再度アクセス。
そりゃあキャパシティもあるでしょうから、いっぱいいっぱいの時は使えないんですね。
数十分待ってアクセスしたら使うことができました。
30分あれば、ちょっとしたベンチマークをとることは可能なのですが
課金して借りたScalewayのマシンより性能遅そう。
次回はScalewayのマシンを借りるところをやって
その次で性能の話にします。
余談ですが、WEB上のコンソールがどうやって動いてるのか気になったので
通信しているポートとプロセスから調べたら、以下で実装してる様子。おもしろそう。
自宅LANケーブルは極細径を
LANケーブルどこで買ってますか?
自宅でもそれなりの品質のケーブルを使いたいですよね。
きっちりテストされたケーブル、特注ケーブル、間違いないですね。
ネットで買う場合は、ケーブルダイレクトです。
ファイバーケーブルを買ったことあるのですが、しっかり梱包して送ってくれます。
一方で、最近は細いLANケーブルがサーバー環境でもよく見かけます。
サーバー繋げるだけならPoE使わないので、全然いけちゃいます。
むしろ細いから取り回しも楽だし、束ねても軽いし、見た目もスッキリ。
自宅にも最適ですね。
個人で業務レベルの品質を持つ細いLANケーブル買うならどこが良いですかね。
品質と極細で探すと、岡野電線が良さそう。でも、個人向け直販は無さそう。
探すと売ってるお店ありました。
スターケーブルショップのサイトには、在庫無しとあったのでお見積もり依頼。
まとめて買ったらちょっとだけ安くなりました。
設置したらスッキリして良い感じです。